1. 故障

電源を入れてから10分以内に101heroに何の動作もない時は故障。故障の時は通信販売の時出荷を案内したメールへ初期不良の状態の説明と指示を仰ぐ内容で返信する。すると交換等に応じてもらえる。例えば交換の許可が得られた時着払いで宅急便の送り出しから交換品が届くまで40時間ほどかかる。

 

 メールを出す前に、役立つ確認がある。

  • コントローラーのLED ランプが点灯しているか確認する。
  • 点灯していたら101heroのコントローラーの側面の電源スイッチをオフにする。
  • ExplorerのSDカード取り出し機能を使って、SD カードやコンピューターを壊さぬようにコンピューターから安全に取り外したか?
  • 101heroというファイルを、FAT32フォーマットされた32 GB 以下の空っぽの SD カードへコピペできたか?
  • ファイルの残骸を残さぬように書き換にはフォーマットしたか?
  • ファイルの名前は101heroで拡張子なしか?
  • SD カード内の101heroファイルにWord やメモのテキスト編集用ソフトウェアから開いて、G コードで書かれたコード文が存在しているか?
  • SD カードをコントローラーの SD カードフォルダーにしっかり差し込む。
  • SD カードを差し込んだ後にコントローラーの電源をオンしたか?
  • SD カードフォルダーはコントローラーに正しく差し込まれているか?

2.作品をガラス板から外す。

 

3. ガラス板にマスキングテープを貼り直す。

 

4.  試運転の作品にスルメのような反り上がりがあったら3本のパイロン柱のホームポジションを検知するリミットスイッチへ触れるレベリングのネジを調整する。https://www.101hero.com/leveling-tutorial

 

5.  フィラメント素材の新規挿入

 試し運転や作品の製造を何回かすると同梱のフィラメント素材は尽きる。

 押出機のふたについたふたつのネジを外し、蓋を開ける。余分なフィラメントは送り出し車輪の辺りで切断する。

 新規のフィラメントを使い、説明ビデオのようにする。

https://www.101hero.com/fix-the-extruder-1

 2.  3 D プリント製作中に中断となった事故

 ボートを作っていたら5 m ほどのPLA フィラメントを流れやすいようにゆるいコイルで並べて置いたらフィラメントどうしが絡まって中断状態となって作品が作られなかった。

 そこでヨリモドシの方法を今一生懸命考えているところです。

a. 事故点の確認

 積層のどこに事故点があるか作品と図形の比較でおおよその積層レベルについて位置が確認できる。

 たとえば、図形を見るためにG-code Viewer のAndroid の場合Graphiteを使い

 https://applion.jp/android/word/G-code%20Viewer/

 まずエクスプローラーで101heroファイルをコピペしファイルの拡張子を.GCODEとする。G コードビューアのグラファイトの画面の右上プラス記号ファイルを開くからフォルダーの親をたどって101hero.GCODEファイルを探し開く、しばらくして画面が見えたところで、画面右下の目玉記号をクリックする。画面の左側に縦長のスライドバーが出てくる。スライドバーをドラッグすると層の積み上げを確かめることができる。グラファイトを使うと3 D プリント製作中に中断となった事故が起きた時その位置が実際の作品と見比べることでわかる。グラファイトを用いて作品の制作が中断された階層位置を再実行の作品のために確認してください。(またグラファイトでは画面の右上のインフォメーションiをクリックすると全行程の制作時間とサイズや全層数がわかる。)

b. 中断事故からのプリントの再開

 原本データの3DCADに作業ステップを戻り、中断事故までに出来上がった部分を削除する。これから作りたい部分の底面を座標平面に移動する。その後はCAD の設計からスライサー、G コードの101heroファイルまでを作り3 Dプリンターにプリントさせる。

 出来上がったら接着する。

c. G コードの確認

 もしG コードで積層中の中断事故の積送中の発生した階層を確認したい時には101heroファイルをメモや Word などのテキスト編集ソフトウェアで開き、z軸のコマンドを次のように探す。ただし G コードの編集はごく簡単なものでも5万行以上の膨大な量なので手間が巨大だから推奨しない。

d. テキスト編集ソフトウェアはAndroid アプリではCaret Modが使いやすい。

 https://chrome.google.com/webstore/detail/caret-mod/gabonaaippccpnmchaejchebibdoipfp

e. G コードの積層の番号確認

 n層目開始コマンドを探すとき、「Zm」で検索。(n階層、層の厚みd=0.2mmのときn層目はm=0.2n例えば2層目はm=0.4なのでZ0.4を検索する)

 G コードのコマンドのテキストを検索すると「G1 Zm F****」の行が見つかる。

 同じようにn層の検索をするとき、検索を;layer  nとしても見つかる。その層の作成中のどこかに中断が起て事故となったのだ。

f.作品が中途から綿糸状になってしまった時、原因の一つはstl データにエラーがある時。データのエラーがあれば作成は放棄するしかない。原因のもう一つはガラス板場に第1層から第4層までの初期層にplaの瘤玉ができてしまったとき。プリンターの筆先がそこにつっかかり押し戻され止まり跳ね飛ばされる。そうするとプリンターの筆先の座標が失われる。その後の動作にエラーが発生する。

作品の4層までに0.8ミリメートルの厚みで外壁部分ができる。だから密度の高いこぶができやすい。外壁の厚みがもし1ミリメートルあると滑って積層は傾いてしまう。Caraの設定は層の厚み0.2ミリメートル、側面底面上面の厚み0.8ミリメートル、密度20%グリッド充填が最適条件だ。

Curaのスライスができない時

CuraでSLP ファイルからスライスできない時、Cura コンフィグ101hero.iniを使って起きるが、Curaを再インストールして101hero.iniなしにすると正常にできるかもしれない.

2020年6月14日現在